変人達の考え事

変人(複数)が各々考えたことを書いています。

優れたリーダーは何もしない。

 「今」というこの時代に限らず、人が集まればグループができ、グループができればリーダーが生まれる。そのグループの生み出すことのできる結果というのは、勿論構成員のやる気や能力に依るとは考えられる。しかしながら、そのやる気を引き出し、持っている能力の中で最大限活用することにより、成果をより大きくできるかどうかはリーダーの采配にかかっている。逆に、構成員がいくら優秀でも、駄目なリーダーの元では大した結果は出ない。

 そこで、今回はそのようなリーダーは成果を出せて、どのようなリーダーは駄目なのか、私の経験を元に語る。

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空気を読まない。空気を読めない。

 ”KY”。即ち「空気を読めない」という略語が定着して久しい。すでに死語となったという意見もあろうが、多くの人間が、おそらく何の抵抗もなく受け入れられる言い回しであることから、一般的概念となっていると言えるだろう。

 ただ、私はこのKYがあたかも常に悪であるという考え方が普及していることに疑問を持っている。決してKYであることは悪であるとは限らない。そのように私は考える。

 今日はそのKYについて、私なりの考えを述べる。

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人間の身体は正直だ。想像以上に。

 二日前の金曜日、家に帰って来たかと思うと、とてつもない眠気に襲われてすぐに寝た。朝2時頃に一度目が覚め、喉の痛さに気付いた。口を開けて寝ただけだと思い、再び朝まで寝た。昨日は昼寝もした。なのに眠気がとれず、何もしていないのに疲れ、やる気が起きなかった。この辺りでさすがに何かおかしいと気づき、熱を測るといつもより高かった。

 二日前から身体は風邪だとサインを出していたのに、私が気づいたにはそれから一日以上経ってからだった。

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偏差値は何を表しているのか。

 学力偏差値とは何か。

 ざっくりと言えば、ある集団の中でその得点が、得点の散らばりを考慮したうえで、どの程度優れているかを表すものである。これのおかげで、試験の難易度や形式が違ったとしても、その集団の中での自分の位置を知ることができて便利である。ということで、受験を考えるときの指標としてよく使われている。

 しかしながら、この学力偏差値という概念は、よく使われている割にはちゃんとわかっている人が少ない。おかげでよくわからない勘違いが起きたり、奇妙な議論が生じる。というかそもそも、現在の大学受験という観点から考えたときに、学力偏差値という概念にさほど意味はないのではないかとすら思っているのだ。

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我々は絶え間なく表現を消費し続ける。

 インターネットの普及により、我々は大量のコンテンツ、即ち他者の表現を受信できるようになった。たとえ電車の中だって、容易に表現を受信できる。このことが一体どのような影響を、我々の生活に与えているのか。今回はそれを考える。

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「1円でも安く」を求める我々は。

 最近は環境の変化にも少し慣れて、考え事をする時間というのがとれるようになってきた。その中で、私はこの「今」という時代がよくわからなくなってきた。コンピュータやネットワークが発達し、好きな音楽も、小説も、ゲームも、名声も、他者からの承認だって得られるようになった。もちろんこれは無償で手に入る訳ではない。しかし、その対価であるお金もこれらで手に入れられるし、時間をかけるだけで得られるものもある。現代社会は我々の多種多様な欲求を容易に満たしてくれる。

 しかし、これほどまでに欲求を容易に満たしてくれる環境にいることは、本当に幸せなのだろうか。私にはわからなくなってきたのだ。

 そこで、これから「今」という時代を生きるという、などというよくありそうなテーマの基で思ったことを書いてみる。今回はインターネット上での購買行動について考えてみる。

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【銀河英雄伝説 野望篇】までを読み終えて。

 気づくと毎シーズン見続けているアニメができていた。そのうちの一つが「銀河英雄伝説 Die Neue These」で、結構はまって原作も読み始めてしまった。調べてみれば今やっているのは2回目のアニメ化で、そこそこ古いタイトルで驚いた。まあ、とにかく原作は外伝を含めて全15巻の大作で、その2巻まで読み終えたので原作の感想を書いてみる。多分ネタバレはしていないはず。

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