修正テープ モノエアー【商品レビュー】
ご存知の通り、修正テープを探せば各メーカーから多種多様な商品が出ている。そして、各商品価格、機能、デザインなどの面からアピールしているが、正直どれも変わらないようにも思えてしまう。そこに違いはあるのか、実際に使用した感想をこれから述べていこうと思う。
今回は、比較的最近トンボ鉛筆から発売された、モノエアーについてレビューする。
公式がアピールする特徴
新機構「エアータッチシステム」を搭載し、使い始めから使いきるまで驚くほど軽く消せる修正テープ「MONO AIR」。
世界初体感の軽い引き心地で、修正ストレスゼロへ。引用元:トンボ鉛筆商品紹介ページ(2018/07/16閲覧)
本製品について、メーカーは軽く消せることを大きくアピールしている。これは、消しカスが多くでる代わりに非常に軽い力で消すことのできる、消しゴムのエアータッチと同じ名称、ロゴを用いている点からも、かなりプッシュしていることは明らかである。
また、商品紹介ページにはコンパクトさ・静音設計・紙によくフィットする、といった特徴を挙げている。
実際の使用感
私は詰め替えタイプのテープ幅6mmのものを使っているので、それを実際に使った感じをここでは述べる。
テープの引き心地
実際、別の修正テープ使っていた私がモノエアーをはじめて使った時には、あまりの軽さに声が出てしまうほどであった。確かに消し心地は凄く軽い。ある程度の長さを消しても手に負担を感じない。加えて引いたテープが割れたりすることもない。とにかくテープを引いているときは他の修正テープに比べても快適である。
テープの性能
実際にテープを使用した写真をご覧いただこう。
文字を消して、透けてしまうことはもちろんないし、テープが浮いてしまうことも少ない。また、テープの上から文字を書いても、本来修正テープを必要としないシャープペンシルを除いてテープが削れてしまうことも少ない。
テープを引いた直後は紙に定着していないとはいえ、指で押さえてしまえばしっかりと定着し、こすってもはがれることはない。押さえ忘れると少々見た目が汚くなってしまうが、わすれなければその程度である。
一方で、その他の点では気になる点も目立つ。
テープのたるみやすさ
モノエアー比較的テープがたるみやすい。その原因は写真のように、ペン先が固定されていないためだ。
この可動性によって、紙にフィットしやすいというのは確かである。しかし、このせいでペン先が動いてしまったときに余計にテープが出てしまうのである。たるんでしまうと折角の引き心地も台無しになってしまう。
このように、モノエアーは完全に我々をストレスから解放されるわけではない。とはいえ、安い修正テープに比べれば、そのテープの性能や引き心地を考えると300円程度払う価値はあるのかもしれない。手放しに称賛できる品ではないにしても、一考の価値はあるのではなかろうか。
基本情報
バリエーション(メーカー希望小売価格):使いきりタイプ(10m、250円)、詰め替えタイプ(10m、300円)、大容量ヨコ引きタイプ(15m、300円)
テープ幅:各4.2mm、5mm、6mm